DNS(Domain Name System)は壮大な分散型の
データベースとして成り立っています。
今、あなたがあなたのパソコンのプラウザーで
https://21-domain.com
と入力してアクセスをしたとしましょう。
あなたのパソコンに設定してあるTCP/IPの参照DNSへ
「21-domain.com」の問い合わせにいきます。
問い合わせを受けたTCP/IPの参照DNSサーバーは
先ず「.com」のサーバーへアクセスをして、
「21-domain.com」の情報を調べます。
ドメイン「21-domain.com」のwhois情報で指定
されているネームサーバー情報を調べます。
---- 21-DOMAIN.COM whois情報 -----
Domain Name: 21-DOMAIN.COM
Name Server: NS1.21COMPANY.COM
Name Server: NS2.21COMPANY.COM
TCP/IPの参照DNSサーバーは次に
「NS1.21COMPANY.COM」
もしくは「NS2.21COMPANY.COM」へ
「21-domain.com」の情報を調べにいきます。
結果「21-domain.com=219.163.11.245」の情報を
得て、IP=219.163.11.245 へアクセスをして、
結果プラウザーに表示されるという仕組みになります。
TCP/IPの参照DNSサーバーはそれらの手続きから得た
情報を、次からのアクセスに備えて、キャッシュ
として保存します。
次に同様な問い合わせがあった場合には、上記の
手順を省いて、キャッシュの情報から
IP=219.163.11.245 を導きます。
いま「NS1.21COMPANY.COM」において
「21-domain.com」のIPアドレスを変更したと
しましょう。
「21-domain.com」の問い合わせを受けたTCP/IPの
参照DNSサーバーにキャッシュがなければ、
上記の一連の手続きの上、変更されたIPへ導くことが
可能ですが、キャッシュがある場合は、古い情報
(IP=219.163.11.245)を答えてしまい結果として、
最新情報(変更されたIP)と違った答えになり、
一般的にはアクセス障害につながります。
一般的にはTCP/IPの参照DNSサーバーは24時間
キャッシュとして保存しますので、変更された情報が
正しく伝わるには(DNS伝播の要する時間は)、
国内では最長24時間程度の時間が必要になります。